1974年ニ生マレテ|群馬県立近代美術館開館40周年記念展・第1部
■展示会場|群馬県立近代美術館 ■会期|2014年6月28日〜8月24日
群馬県立近代美術館開館40周年を記念し二部構成で開催された展覧会の第1部『1974年ニ生マレテ』。美術館と同じ1974年に生まれた6人の作家によるグループ展に出品した際の展示記録です。
The Volcano−大地と距離について/浅間山−
”The Volcano−大地と距離について/浅間山−”(2012-2016)は、現場での屋外制作を軸に、その時々に目で見て体感したものを描き重ねて現在の画面に至っています。その制作を皮切りに、天明3年(1783)の浅間山大噴火についてフィールドワークを行い、現在も各所に点在する慰霊碑などを巡りながら描き記したドローイングや、当時の噴火の影響により流れ出た泥流の様子を、現在の道路地図をシルバーポイントで描いた上に重ね合わせ、実際の浅間山溶岩石を砕き川の水と混ぜて描いた”天明泥流絵図2014−吾妻川〜利根川−”(2014)を制作し、同一空間に展示しました。また、4歳の時に描いた”浅間山の噴火”(1978)や、展示会場となった美術館の屋上から遥か彼方にそびえる浅間山と美術館との関係を描いた”見つめられている、あるいは見張られている−群馬県立近代美術館屋上より−”(2014)も展示し、多角的に浅間山を考察する試みを行いました。
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